柏倉康夫『評伝梶井基次郎 視ること、それはもうなにかなのだ』
かしわくら・やすお=1939年東京生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒業。NHK解説主幹、京都大学大学院文学研究科教授を経て、現在、放送大学名誉教授。フランス共和国国家功労勲章シュバリエを叙勲。おもな著書に、『マラルメ探し』『生成するマラルメ』『敗れし國の秋のはて 評伝堀口九萬一』『私たちはメディアとどう向き合ってきたか』ほか。
464頁 A5判
31歳という短い生涯で『檸檬』をはじめとする数々の傑作短編を残し、
いまも表現者に大きな影響を与える不世出の作家。
その独自の感覚世界と人生に著者が25年の歳月をかけ全貌に迫る。
梶井評伝の決定版。
ISBN978-4-903500-30-0 C0090
定価:6615円(本体6300円+税)
[目次]
第一部
同人たち/城のある町/レモン/「瀬山の話」/幻視者/「青空」創刊
第二部
大学生活/行き悩む創作/青春賦/それぞれの道/「ある心の風景」/「新潮」への誘い/二重の自我/大正末
第三部
「冬の日」/「冬の日」の評価/闇と光/湯ヵ島/三好との友情/素材/湯ヵ島最後の日々/
白日の中の闇/同人誌仲間/昭和三年
第四部
上京/帰阪/社会への関心/「根の深いもの」/移転/昭和五年秋
第五部
『檸檬』/『檸檬』の反響/「のんきな患者」/終焉
参考文献/付録/あとがき
装幀 清岡秀哉