古川日出男、宮澤賢治

『春の先の春へ 震災への鎮魂歌 古川日出男、宮澤賢治「春と修羅」をよむ』

64頁 四六判上製+CD

定価:1,470円(本体1,400円+税)

永訣の朝、無声慟哭、春と修羅…。宮澤賢治と古川日出男の声/言葉で贈る、

震災後の光を探り願うCDブック。小池昌代、管啓次郎のエッセイと解説付。


「声が先頭に立って、言葉がついていく、そう思うと、今まで遮断されていた、賢治への道が見えてきました」(小池昌代)


「東北は遠い。でも賢治の声と日出男の言葉に乗って、われわれはそこへの歩みを何度でも開始する」(管啓次郎)


「その三月に震災は起き、僕はひと月かふた月か、さまざまな文章が読めずにいました。しかし、それでも数人の文学者の、わずかな数の本は読めた。そうした本のことを考えつづけています。そこには宮澤賢治がいました」(古川日出男)

ISBN978-4-903500-70-6 C0092

ふるかわ・ひでお 小説家。福島県出身。主な作品に『アラビアの夜の種族』『ベルカ、吠えないのか?』『聖家族』『中国行きのスロウ・ボートREMIX』『サウンドトラック』『馬たちよ、それでも光は無垢で』など多数。

こいけ・まさよ 詩人、小説家。主な作品に詩集『永遠に来ないバス』『コルカタ』、小説『タタド』『弦と響』『黒蜜』などがある。

すが・けいじろう 明治大学理工学部教授。比較詩学。主な著作に『コロンブスの犬』(河出文庫)、『斜線の旅』(インスクリプト、第62回読売文学賞受賞)、書評エッセイ集『本は読めないものだから心配するな〔新装版〕』、詩集『Agend’Ars』『島の水、島の火 Agend’Ars2』(いずれも左右社)などがある。

装丁 五十嵐哲夫

目次

宮澤賢治「春と修羅」より

 永訣の朝

 無声慟哭

 報告

 青森挽歌

 春と修羅

[文]

古川日出男

虹の声 小池昌代

日出男に声を借りる賢治に言葉を借りる日出男、ふたりの心の火、響き 管啓次郎


CDクレジット

宮澤賢治「春と修羅」より5篇(22分20秒)

朗読劇 銀河鉄道の夜

古川日出男・管啓次郎・小島ケイタニーラブ


 昨年12月24日、Saravah東京で初演。満員の観衆に大きな感銘を与えた朗読劇「銀河鉄道の夜」が改訂を経て、東北各地で上演されます。第1回のツアーでは5月に岩手県大船渡市、宮城県仙台市、福島県福島市での公演を、9月には岩手県住田町、花巻市ほかでの公演を企画中です。物語と歌と詩の交錯する、小さくて強いひとときを、ぜひ体験してください。


【公演概要】
  第1部   詩と作品の朗読 (宮澤賢治の詩をはじめとするさまざまな作品の朗読)
  第2部   朗読劇『銀河鉄道の夜』 
       宮澤賢治原作に基づく古川日出男の脚本に、小島ケイタニーラブが音楽と歌で、
       管啓次郎が書き下ろしの詩で参加し、賢治の宇宙にまったく新しい光を当てました

  出演:古川日出男、管啓次郎、小島ケイタニーラブ
  特別ゲスト:柴田元幸(大船渡、仙台、福島)、小沼純一(仙台)
  後援:大船渡市、岩手県教育委員会、仙台市
  協力:株式会社朝日出版社、株式会社勁草書房、左右社、認定NPO法人国境なき子どもたち

【日程と会場】

  5月19日(土)大船渡リアスホール マルチスペース 開演14:00~ 入場料:無料

  5月20日(日)せんだいメディアテーク スタジオシアター 開演18:00~ 入場料:1000円

  5月21日(月)福島市音楽堂 小ホール 開演18:00~(予定) 入場料:1000円/18歳以下500円

【詳細・お申し込み】公演HP http://milkyway-railway.tumblr.com/

          勁草書房「ろうそくの炎がささやく言葉」HPにもご案内があります