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『文学のミニマル・イメージ』書評掲載!

 

 フランス文学研究の期待の俊英・郷原佳以さんの『文学のミニマル・イメージ モーリス・ブランショ論』の書評が4月3日付「東京新聞」「中日新聞」に掲載されました。

 批評家・佐々木敦さんによる人文社会学書の動向を伝える欄で、大橋完太郎さんの『ディドロの唯物論』とともに取り上げられています。


 ブランショというフランス現代思想と文学における巨大なエニグマ(謎)と呼ぶべき存在を〈(視覚的)イメージ〉という観点からじっくりと読み解いた労作で、もっぱら「言語」の「不可能性」といった次元でばかり語られてきたこの孤高の作家の姿に、はっとさせられるような新鮮な照明を当てている。

 (……)学究的な地道さと、大胆な問題提起とを併せ持った、良質にして新しいアカデミズムが、ここにある。


 先日3日には、ラカン、デリダなどの研究者・若森栄樹さんとの対談イベントも開催しました。ご来場いただいた湯浅博雄さんより、本書はブランショを通して、ヴァレリーのマラルメ読解に新たな切り口を示すなどの点で、従来の研究に多いに刺激を与えている、ということばもありました。

 文学とは何か、という大きな問いへ新しい視点をもたらす精緻なブランショ読解。本書が多くの読者への刺激となることを期待しています。

2011年4月4日月曜日

 
 
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