鴻巣友季子評、『ここは東京』
現在発売中の「女性セブン」6月16日号の「本の目利きがおすすめ!いまこそ読みたい本」という特集で、翻訳家・エッセイストの鴻巣友季子さんが片岡義男さんの写真集『ここは東京』を取り上げてくださいました。
「ここは東京」は「ここは私の心の中」といい変えられるでしょう。古びた洋食店のディスプレー、間口の狭いレコード店、少しだけカーテンがめくれた窓‥‥。時間の長い積み重ねと、共に暮らした人たちの眼差しが感じられます。知らないのに懐かしい。まわりにある全てのものを慈しみたくなる一冊。
小説とは一味違った写真家・片岡義男の眼差しです。
2011年6月8日水曜日