「アメリカ学会会報」で『オープンスペース・アメリカ』が紹介されました
7月刊行の「アメリカ学会会報」173号で波戸岡景太『オープンスペース・アメリカ』が紹介されました。
評者の新井景子さんに「本書のさらなる醍醐味は、文化論でもありながら同時にパーソナルな記録でもあるという、その構成の妙である」として、ピンチョンをめぐる環境表象文化論、ネヴァダ大学への留学を記したエッセイ、森林を見に行き、荒野を見に行く実践などなどの、オープンスペースにまつわるさまざまな角度からのイメージの積み重ねをご紹介いただいています。荒野とも辺境ともフロンティアとも呼びうる捉えがたさに接近する試みである本書にとりあげられたのは、ケルアック、ピンチョン、大統領選、タランティーノ、ヴェンダース、バクダッド・カフェ、ピクサー、ラース・フォン・トリアー、多和田葉子、ユナボマー・・・。
「著者の軽快な語り口で埋められる紙面の向うに広がる「オープンスペース」からは、ネヴァダの熱く乾いた風が感じられるのである。」
2010年8月11日水曜日